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Congenital Preauricular Fistula

先天性耳瘻孔

最終更新日:2026年8月11日医学的確認日:2026年8月11日記事執筆・医学的確認:院長 渡邉 格

先天性耳瘻孔は、生まれつき耳の前などに小さな穴があり、皮膚の下へ細い通り道が続く状態です。症状がなければ経過を見ることもありますが、赤く腫れる、痛む、膿が出る場合は感染している可能性があります。

耳の前にできる先天性耳瘻孔の診療イメージ
耳の前にできる先天性耳瘻孔の診療イメージ

このような症状がある場合はご相談ください

耳の前の穴そのものより、周囲の皮膚に炎症が起きたときに症状が現れます。

  • 耳の前に針穴のような小さな穴がある
  • 穴の周囲が赤く腫れ、押すと痛い
  • 穴から白色・黄色の分泌物や膿が出る
  • 同じ場所の腫れや化膿を繰り返す
  • 耳の前にしこりや膿のたまりがある

先天性耳瘻孔の原因と特徴

胎児期に耳が形成される過程で、皮膚の一部が管状に残ることで生じると考えられています。穴の奥に続く通り道の長さや枝分かれには個人差があります。

分泌物や角質が通り道にたまると、細菌感染によって赤み・腫れ・痛み・膿が生じることがあります。症状のない穴を日常的に押したり、針や綿棒で触ったりすると炎症のきっかけになるため、無理に掃除しないでください。

当院で確認すること

見た目と触診

穴の位置、赤み、腫れ、痛み、膿の出口を確認します。

感染の程度

膿がたまっていないか、周囲へ炎症が広がっていないかを確認します。

繰り返しの有無

初めての炎症か、過去にも同じ場所が腫れたかを確認します。

治療と専門医療機関への紹介

感染している場合は、状態に応じて抗菌薬などの薬物治療や排膿処置を検討します。膿がたまって強く腫れている場合は、炎症を落ち着かせる処置が先に必要になることがあります。

炎症を繰り返す場合や根治を希望する場合は、瘻孔の通り道を含めて摘出する手術が検討されます。当院では手術を行っていないため、手術が必要と判断した場合は、対応可能な病院またはご希望の病院へ紹介します。

受診時の注意急速に腫れが広がる、高熱がある、顔面まで強く腫れる場合は、予約日を待たず早めに医療機関へご相談ください。

よくあるご質問

症状がなければ治療は必要ですか?

症状がない場合は、必ずしも治療が必要とは限りません。穴を強く押したり器具で掃除したりせず、赤み・腫れ・痛み・分泌物が出た場合に受診してください。

耳の前から臭い分泌物が出ます。

瘻孔内に分泌物や角質がたまっている可能性があります。赤みや痛みがなくても繰り返す場合は、耳鼻咽喉科で状態を確認します。

手術はいつ検討しますか?

感染を繰り返す場合や、ご本人・ご家族が根治を希望する場合に検討します。炎症が強い時期を避けて行うことが一般的です。

子どもも受診できますか?

はい。乳幼児を含めてご相談いただけます。腫れ始めた時期、過去の化膿回数、発熱の有無をお伝えください。

記事情報・参考資料

最終更新日:2026年8月11日

本ページは、以下の専門学会・医学文献の情報を参考に、一般の方向けに分かりやすく構成しています。

症状や治療の適否には個人差があります。本ページは診断の代わりになるものではありません。

気になる症状がある方はご相談ください

症状や経過を確認し、必要な検査と治療、適切な紹介先をご案内します。

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