鼻前庭炎は、鼻の入口付近の皮膚に炎症や感染が起こる病気です。痛み、赤み、かさぶた、腫れを伴います。
鼻前庭炎とは?
鼻前庭炎は、鼻の入口に近い皮膚の部分に炎症が起こる病気です。鼻を頻繁にかむ、鼻を触る、毛を抜く、乾燥でひび割れるなどの刺激で小さな傷ができ、そこに細菌感染が加わって起こります。
軽い炎症で済むこともありますが、腫れや痛みが強い場合は早めの治療が必要です。
鼻前庭炎の症状
鼻の入口が触ると痛い、かさぶたがつく、赤く腫れるといった症状が目立ちます。
| 症状 | 特徴 |
|---|---|
| 鼻の入口の痛み | 触る、鼻をかむと痛みます。 |
| 赤み・腫れ | 感染を伴うと腫れが強くなります。 |
| かさぶた | 乾燥や分泌物で繰り返しできます。 |
| 膿・できもの | 毛穴の感染で膿を持つことがあります。 |
※典型的な傾向です。症状だけで確定せず、診察や検査を合わせて判断します。
鼻前庭炎の重症度をみるポイント
鼻の入口だけの炎症か、周囲へ感染が広がっているかを確認します。
| 状態 | 主な所見 | 対応 |
|---|---|---|
| 軽い炎症 | 乾燥・かさぶた・軽い痛み | 刺激を避けて外用治療 |
| 毛包炎 | 限局した赤い腫れ・膿 | つぶさず診察 |
| 周囲への拡大 | 鼻先・頬の腫れ・発熱 | 早めの受診・内服治療検討 |
※典型的な傾向です。症状だけで確定せず、診察や検査を合わせて判断します。
鼻前庭炎の原因
鼻を触る癖、鼻毛を抜くこと、鼻炎で鼻をよくかむこと、マスクや乾燥による刺激、アトピーや皮膚炎などが関係します。糖尿病や免疫低下がある方では悪化しやすいことがあります。
鼻前庭炎の検査
鼻の入口の皮膚や粘膜を確認し、膿や強い腫れがないかを見ます。繰り返す場合は鼻炎や皮膚炎など背景の病気も確認します。
| 検査 | 内容 |
|---|---|
| 視診・鼻内診察 | 赤み、腫れ、かさぶた、膿の有無を確認します。 |
| 細菌検査 | 治りにくい場合や膿がある場合に検討します。 |
| 背景疾患の確認 | 鼻炎、乾燥、皮膚炎などを確認します。 |
※典型的な傾向です。症状だけで確定せず、診察や検査を合わせて判断します。
鼻前庭炎の治療
鼻を触らないようにし、軟膏や内服薬で炎症と感染を抑えます。かさぶたを無理に剥がすと悪化しやすいため、保湿や鼻炎の治療も大切です。
| 治療 | 内容 |
|---|---|
| 軟膏治療 | 抗菌薬の軟膏などを使います。 |
| 内服薬 | 腫れや痛みが強い場合に抗菌薬を使います。 |
| 保湿・刺激回避 | 乾燥を防ぎ、鼻を触る癖を減らします。 |
| 鼻炎治療 | 鼻をかむ回数を減らし、再発予防につなげます。 |
※典型的な傾向です。症状だけで確定せず、診察や検査を合わせて判断します。
まとめ
鼻前庭炎は鼻の入口の小さな傷から起こりやすい病気です。痛みや腫れが強い、かさぶたを繰り返す、膿が出る場合は早めにご相談ください。
鼻前庭炎を繰り返さないために
鼻を触る、毛を抜く、かさぶたをはがす行為は、小さな傷と感染を繰り返す原因になります。鼻水が多い場合は強くこすらず、柔らかいティッシュで押さえるように拭きます。
鼻の先や頬まで赤く腫れる、強い痛み、膿、発熱がある場合は感染が周囲へ広がっている可能性があります。自分でつぶさず、早めに診察を受けてください。
鼻前庭炎のよくある質問
Q. ニキビのような腫れはつぶしてよいですか?
A. 感染を広げるおそれがあるため、つぶしたり針を刺したりしないでください。
Q. 軟膏はどこまで塗りますか?
A. 処方時に指示された鼻の入口部分へ薄く塗ります。綿棒を奥まで入れると傷を作るため注意してください。
Q. 鼻毛は抜かない方がよいですか?
A. 抜くと毛穴に傷ができ感染の原因になります。必要な場合は清潔な器具で入口側だけを短く整えます。
気になる症状がある方はご相談ください
症状や経過を確認し、必要な検査と治療をご案内します。
記事情報・参考資料
最終更新日:
本ページは、以下の公的機関・専門学会の情報を参考に、一般の方向けに分かりやすく構成しています。
症状や治療の適否には個人差があります。本ページは診断の代わりになるものではありません。


