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Spasmodic Dysphonia

痙攣性発声障害

最終更新日:2026年8月11日医学的確認日:2026年8月11日記事執筆・医学的確認:院長 渡邉 格

痙攣性発声障害は、話すときに声帯周囲の筋肉が意図せず緊張し、声が詰まる・途切れる・震えるなどの症状を生じる音声障害です。のどの痛みや炎症が目立たなくても、会話のしにくさが続く場合があります。

声帯振動を観察する喉頭ストロボスコープ
声帯振動を観察する喉頭ストロボスコープ

このような声の症状が続く場合はご相談ください

  • 話し始めや特定の言葉で声が詰まる
  • 声が途切れ、絞り出すようになる
  • 声が震える、かすれる
  • 電話や人前での会話が特につらい
  • 歌う・笑う・裏声では症状が軽く感じることがある
  • 声を休めても繰り返す

痙攣性発声障害の主なタイプ

内転型

発声時に声帯が強く閉じる方向へ動き、声の詰まりや途切れが目立ちます。

外転型

発声中に声帯が開く方向へ動き、息が漏れるような声の途切れが目立ちます。

混合型・類似症状

複数の特徴を示す場合や、本態性音声振戦、筋緊張性発声障害など似た症状の病気があります。

当院で行う検査と鑑別

症状が出やすい場面、発症時期、日内変動、仕事での声の使用、これまでの治療を確認します。通常の診療枠でご予約いただけます。年齢制限はありません。

細径の経鼻内視鏡で発声時の声帯運動を観察し、症状や内視鏡所見に応じてストロボスコピーを追加します。検査時間の目安は約5分ですが、診察や説明の時間は別に必要です。声帯ポリープ・結節、声帯麻痺、炎症、音声振戦、筋緊張性発声障害などとの違いを確認します。

治療と音声専門施設との連携

当院では必要に応じて声の衛生指導を行いますが、音声治療・音声リハビリは行っていません。診断の確定や専門的な治療が必要な場合は、音声専門外来やボイスクリニック、またはご希望の病院へ紹介します。

痙攣性発声障害では、症状や型に応じてボツリヌストキシン治療などが検討されます。適応判断と治療は、所定の研修・体制を備えた専門施設で行われます。

よくあるご質問

緊張すると声が出にくいだけでも痙攣性発声障害ですか?

緊張で症状が強くなることはありますが、それだけでは診断できません。声帯の病変、筋緊張性発声障害、音声振戦などとの違いを確認します。

内視鏡検査は当日にできますか?

通常の診療枠でご予約ください。症状と診察所見から必要と判断した場合は、当日に経鼻内視鏡検査を行えます。

当院で音声リハビリを受けられますか?

当院では声の衛生指導を行いますが、言語聴覚士による音声治療・音声リハビリは行っていません。必要な方は専門施設へ紹介します。

ボツリヌストキシン治療を受けられますか?

当院では行っていません。診察の結果、適応評価や治療が必要な場合は、対応する音声専門施設をご案内します。

記事情報・参考資料

最終更新日:2026年8月11日

本ページは、以下の専門学会・医学文献の情報を参考に、一般の方向けに分かりやすく構成しています。

症状や治療の適否には個人差があります。本ページは診断の代わりになるものではありません。

気になる症状がある方はご相談ください

症状や経過を確認し、必要な検査と治療、適切な紹介先をご案内します。

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