インフルエンザは、急な高熱、全身のだるさ、関節痛、咳、のどの痛みを起こす感染症です。発症早期の検査と治療が大切です。
インフルエンザとは?
インフルエンザウイルスによる急性呼吸器感染症です。通常のかぜよりも急に発症し、高熱や全身症状が強く出やすいことが特徴です。流行期には家庭、学校、職場などで広がります。
インフルエンザの症状
38度以上の発熱、寒気、頭痛、関節痛、筋肉痛、強いだるさ、咳、のどの痛み、鼻水などがみられます。高齢者や基礎疾患のある方、妊娠中の方、乳幼児では重症化に注意が必要です。
インフルエンザとかぜの違い
急な発症と強い全身症状が特徴ですが、症状だけでの確定はできません。
| 特徴 | インフルエンザ | 一般的なかぜ |
|---|---|---|
| 発症 | 急に始まりやすい | 比較的ゆっくり |
| 発熱 | 高熱になりやすい | 微熱~発熱 |
| 全身症状 | だるさ・頭痛・筋肉痛が強い | 比較的軽い |
| 合併症 | 肺炎・脳症などに注意 | 多くは自然軽快 |
※典型的な傾向です。症状だけで確定せず、診察や検査を合わせて判断します。
インフルエンザの検査
鼻咽頭ぬぐい液を用いた迅速抗原検査やAI画像検査を行います。インフルエンザを対象とするPCR検査は行っていません。発症直後はウイルス量が少なく陰性になることがあるため、発症からの時間、症状、周囲の流行状況を合わせて判断します。
インフルエンザの治療
発症から48時間以内では抗インフルエンザ薬を検討します。水分摂取、休息、解熱鎮痛薬によるつらさの軽減も大切です。息苦しさ、意識がぼんやりする、水分が取れない、症状が急に悪化する場合は早急な受診が必要です。
予防とワクチン
手洗い、換気、マスク、体調不良時の休養が予防に役立ちます。インフルエンザワクチンは重症化予防が期待でき、毎年流行前の接種を検討します。当院ではお子さん向けの点鼻ワクチンにも対応しています。
出席・出勤の目安
学校では、発症後5日を経過し、かつ解熱後2日、幼児では解熱後3日を経過するまで出席停止が目安です。職場では勤務先の規定も確認してください。
インフルエンザの療養と受診の目安
十分な休息と水分補給を行い、発熱や全身痛には体質と持病に合った解熱鎮痛薬を使います。抗ウイルス薬は発症時期、年齢、重症化リスクを考慮して選択します。
息苦しい、胸が痛い、意識がぼんやりする、水分が取れない、高熱が長く続く場合は早めに受診してください。高齢者、妊娠中、基礎疾患のある方は症状が軽くても早めの相談が勧められます。
インフルエンザのよくある質問
Q. ワクチンを接種しても感染しますか?
A. 感染を完全には防げませんが、発症や重症化のリスクを下げる効果が期待されます。
Q. 解熱後すぐ仕事へ戻れますか?
A. 解熱直後も感染性が残ります。職場の規定を確認し、発症後の日数と全身状態を踏まえて復帰します。
Q. 抗インフルエンザ薬を飲まなくても治りますか?
A. 多くは自然に回復しますが、重症化リスク、症状、発症時期を踏まえて薬の必要性を判断します。
気になる症状がある方はご相談ください
症状や経過を確認し、必要な検査と治療をご案内します。
記事情報・参考資料
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本ページは、以下の公的機関・専門学会の情報を参考に、一般の方向けに分かりやすく構成しています。
症状や治療の適否には個人差があります。本ページは診断の代わりになるものではありません。


