RSウイルス感染症は乳幼児に多い呼吸器感染症です。鼻水や咳から始まり、月齢が低いお子さんでは喘鳴や呼吸困難に注意が必要です。
RSウイルス感染症とは?
RSウイルスは多くのこどもが乳幼児期に感染するウイルスです。年長児や大人ではかぜのように軽く済むことが多い一方、乳児では細気管支炎や肺炎を起こすことがあります。
RSウイルスの症状
鼻水、咳、発熱から始まり、ゼーゼーする呼吸、哺乳不良、呼吸が速い、胸がへこむ呼吸が出ることがあります。生後早期の赤ちゃんでは無呼吸に注意が必要です。
RSウイルス感染症で呼吸をみるポイント
小さなこどもは呼吸が悪化しても言葉で伝えられないため、胸の動きや授乳を観察します。
| 状態 | 家庭で見えるサイン | 対応 |
|---|---|---|
| 呼吸が苦しい | 胸がへこむ・鼻を広げる | 早めに受診 |
| 酸素不足 | 顔色・唇の色が悪い | 救急受診 |
| 哺乳低下 | 息継ぎが多く飲めない | 少量頻回・受診相談 |
| 脱水 | 尿が少ない・口が乾く | 早めに受診 |
※典型的な傾向です。症状だけで確定せず、診察や検査を合わせて判断します。
検査
重症化リスクや年齢、症状に応じて迅速抗原検査を検討します。保険適用は年齢や条件により制限があります。
治療
特効薬はなく、鼻水の吸引、吸入、解熱、十分な水分補給などの対症療法が中心です。重症の場合は酸素投与や点滴のため入院が必要になることがあります。
受診の目安
呼吸が苦しそう、ゼーゼーが強い、水分やミルクが取れない、顔色が悪い、ぐったりしている場合は早急に受診してください。
RSウイルス感染症で呼吸をみるポイント
乳児では、胸やみぞおちが呼吸のたびにへこむ、鼻を広げて息をする、ゼーゼーする、授乳途中で息継ぎが増えるといった所見が呼吸困難のサインです。顔色が悪い、息が止まる場合は緊急受診が必要です。
鼻水で授乳しにくい場合は、授乳前に鼻汁をやさしく吸引し、一度の量を減らして回数を増やします。尿が少ない、口が乾く、涙が出ない場合は脱水が疑われます。
RSウイルス感染症のよくある質問
Q. 大人にもうつりますか?
A. 大人も感染しますが、多くはかぜ症状です。高齢者や基礎疾患のある方では重症化することがあります。
Q. 抗菌薬は必要ですか?
A. RSウイルス自体に抗菌薬は効きません。細菌感染の合併が疑われる場合に限って検討します。
Q. 保育園はいつから行けますか?
A. 発熱がなく、呼吸状態と食事が普段通りに戻ってから検討します。園の基準も確認してください。
気になる症状がある方はご相談ください
症状や経過を確認し、必要な検査と治療をご案内します。
記事情報・参考資料
最終更新日:
本ページは、以下の公的機関・専門学会の情報を参考に、一般の方向けに分かりやすく構成しています。
症状や治療の適否には個人差があります。本ページは診断の代わりになるものではありません。


