嗅覚障害は、においを感じにくい、分からない、違うにおいに感じる状態です。副鼻腔炎、鼻炎、ウイルス感染、頭部外傷などが原因になります。
1. 嗅覚障害とは?
嗅覚障害は、においを感じにくい、まったく分からない、においの感じ方が変わる症状です。味が分かりにくいと感じる場合も、実際にはにおいの低下が関係していることがあります。
原因により治療方針が異なるため、鼻の通り道の問題か、においの神経の問題かを確認することが大切です。
2. 嗅覚障害の症状
食事や安全確認に影響することがあります。
| 症状 | 特徴 |
|---|---|
| においが弱い | 香りや生活臭に気づきにくくなります。 |
| においが分からない | ガス、煙、腐敗臭に気づきにくく注意が必要です。 |
| 異臭症 | 実際と違うにおい、不快なにおいに感じます。 |
| 味が薄い | 風味が分かりにくく食欲に影響します。 |
3. 嗅覚障害の原因
副鼻腔炎、好酸球性副鼻腔炎、鼻ポリープ、アレルギー性鼻炎などでにおいの通り道が塞がることがあります。また、かぜ、インフルエンザ、新型コロナウイルス感染後に嗅神経が障害されることもあります。頭部外傷、薬剤、加齢、まれに腫瘍が関係する場合もあります。
4. 嗅覚障害の検査
鼻の中を診察し、副鼻腔炎や鼻ポリープの有無を確認します。必要に応じて内視鏡検査、CT検査、嗅覚検査を行います。
| 検査 | 内容 |
|---|---|
| 鼻内診察 | 鼻づまり、ポリープ、鼻水を確認します。 |
| 内視鏡検査 | 嗅裂や鼻の奥を詳しく観察します。 |
| CT検査 | 副鼻腔炎や構造的な問題を評価します。 |
| 嗅覚検査 | においを感じる程度を評価します。 |
5. 嗅覚障害の治療
副鼻腔炎や鼻炎が原因の場合は、その治療で改善を目指します。ウイルス感染後では、神経の回復を促す薬や嗅覚トレーニングを行うことがあります。早期に治療を始める方が改善しやすい場合があります。
| 治療 | 内容 |
|---|---|
| 鼻炎・副鼻腔炎治療 | 点鼻薬、内服薬、鼻洗浄などを行います。 |
| 嗅覚トレーニング | 複数のにおいを継続して嗅ぎ、回復を促します。 |
| 薬物療法 | 原因に応じてステロイド、漢方、ビタミン剤などを検討します。 |
| 精密検査・紹介 | 腫瘍や神経疾患が疑われる場合に検討します。 |
6. まとめ
嗅覚障害は生活の質だけでなく、安全にも関わります。においが分かりにくい状態が続く場合は、原因を確認して早めに治療を始めましょう。
当院では時間予約での待ち時間の少ない診療を行なっております。鼻水、鼻づまり、後鼻漏、においの低下、鼻出血などが続く方は、お気軽に一度ご相談ください。
受診の目安
耳鼻咽喉科への受診をご検討ください
- 鼻水・鼻づまり・後鼻漏が長引く
- 鼻血を繰り返す、においが分かりにくい
- 症状が睡眠や仕事・学業に影響している
早めの医療機関受診が必要なサイン
- 圧迫しても鼻血が止まらない、出血量が多い
- 顔や目の周囲が強く腫れ、視力低下や物が二重に見える症状がある
- 激しい頭痛、意識の変化、高熱を伴う
症状が強い場合や急速に悪化している場合は、診療時間を待たず救急医療機関への相談もご検討ください。
嗅覚障害についてよくある質問
嗅覚障害とはどのような病気ですか?
嗅覚障害は、においを感じにくい、分からない、違うにおいに感じる状態です。副鼻腔炎、鼻炎、ウイルス感染、頭部外傷などが原因になります。
嗅覚障害では、どのような症状がみられますか?
食事や安全確認に影響することがあります。
嗅覚障害の検査や治療はどのように行いますか?
鼻の中を診察し、副鼻腔炎や鼻ポリープの有無を確認します。必要に応じて内視鏡検査、CT検査、嗅覚検査を行います。 副鼻腔炎や鼻炎が原因の場合は、その治療で改善を目指します。ウイルス感染後では、神経の回復を促す薬や嗅覚トレーニングを行うことがあります。早期に治療を始める方が改善しやすい場合があります。


