鼻ポリープは、鼻や副鼻腔の慢性炎症でできる良性の腫れです。鼻づまり、嗅覚低下、後鼻漏、副鼻腔炎の原因になります。
鼻ポリープとは?
鼻ポリープは、鼻腔や副鼻腔の粘膜が慢性的な炎症でむくみ、きのこのように膨らんだ良性の病変です。鼻茸とも呼ばれます。
大きくなると鼻の空気の通り道をふさぎ、においの通り道にも影響します。背景に副鼻腔炎や好酸球性副鼻腔炎が隠れていることが多くあります。
鼻ポリープの症状
小さいうちは無症状のこともありますが、大きくなると鼻づまりが強くなります。
| 症状 | 特徴 |
|---|---|
| 鼻づまり | 片側または両側の鼻が通りにくくなります。 |
| 嗅覚低下 | においが分かりにくくなります。 |
| 後鼻漏 | 鼻水がのどへ流れ、咳や痰につながります。 |
| いびき・口呼吸 | 鼻呼吸がしにくくなることで起こります。 |
※典型的な傾向です。症状だけで確定せず、診察や検査を合わせて判断します。
鼻ポリープで確認する特徴
多くは炎症性の良性病変ですが、片側性や出血を伴う場合は別の病変を除外します。
| 特徴 | 炎症性鼻ポリープで多い | 精密検査を考える所見 |
|---|---|---|
| 左右 | 両側性が多い | 片側だけ |
| 症状 | 鼻づまり・嗅覚低下 | 出血・痛みを伴うことがある |
| 見た目 | 白色~半透明で柔らかい | 表面不整・出血しやすい |
| 対応 | 副鼻腔炎を含め治療 | 画像・病理検査を検討 |
※典型的な傾向です。症状だけで確定せず、診察や検査を合わせて判断します。
鼻ポリープの原因
慢性副鼻腔炎、好酸球性副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎、喘息などが関係します。炎症が続くほど再発しやすく、原因となる鼻炎や副鼻腔炎の管理が重要です。
鼻ポリープの検査
鼻の中を観察し、ポリープの大きさや位置を確認します。副鼻腔炎の合併を調べるため、内視鏡やCT検査を行います。
| 検査 | 内容 |
|---|---|
| 鼻内診察 | ポリープの有無、大きさ、左右差を確認します。 |
| 内視鏡検査 | 鼻の奥や副鼻腔の入口を詳しく見ます。 |
| CT検査 | 副鼻腔炎の範囲や手術の必要性を評価します。 |
| 血液検査 | 好酸球性副鼻腔炎やアレルギーの関与を確認します。 |
※典型的な傾向です。症状だけで確定せず、診察や検査を合わせて判断します。
鼻ポリープの治療
原因となる鼻炎や副鼻腔炎の治療を行い、点鼻薬や内服薬で炎症を抑えます。大きなポリープや薬で改善しにくい場合は手術を検討します。当院では状態の確認と必要に応じた紹介を行います。
| 治療 | 内容 |
|---|---|
| 薬物治療 | ステロイド点鼻薬などで炎症を抑えます。 |
| 鼻洗浄 | 鼻汁や炎症物質を洗い流します。 |
| 一部切除 | 症状改善や診断目的で行うことがあります。 |
| 手術治療 | 根本的な切除が必要な場合は対応施設へ紹介します。 |
※典型的な傾向です。症状だけで確定せず、診察や検査を合わせて判断します。
まとめ
鼻ポリープは良性ですが、放置すると鼻づまりや嗅覚障害が長引きます。鼻づまりが続く、においが分かりにくい、副鼻腔炎を繰り返す方はご相談ください。
鼻ポリープの経過と治療後の管理
鼻ポリープは炎症が続くことで大きくなり、鼻づまりや嗅覚低下を起こします。薬で周囲の炎症が改善すると小さくなることもありますが、大きなポリープは手術が必要な場合があります。
切除後も原因となる副鼻腔炎やアレルギー性炎症が残ると再発します。点鼻薬や鼻洗浄を続け、鼻づまりやにおいの低下が戻っていないか定期的に確認することが大切です。
鼻ポリープのよくある質問
Q. 鼻ポリープはがんですか?
A. 多くは炎症による良性の病変です。ただし片側だけにできる、出血を伴う、形が典型的でない場合は腫瘍との鑑別が必要です。
Q. 市販薬で治せますか?
A. 鼻づまりが一時的に軽くなることはあっても、ポリープの診断や原因治療はできません。鼻内視鏡で確認してください。
Q. 鼻ポリープは自然に取れますか?
A. 自然に脱落することは通常期待できません。炎症治療で縮小するか、必要に応じて切除します。
気になる症状がある方はご相談ください
症状や経過を確認し、必要な検査と治療をご案内します。
記事情報・参考資料
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本ページは、以下の公的機関・専門学会の情報を参考に、一般の方向けに分かりやすく構成しています。
症状や治療の適否には個人差があります。本ページは診断の代わりになるものではありません。


