初回登録最短1分!

\ LINE予約のご利用が便利でおすすめです /

急性中耳炎・内耳炎

急性中耳炎は、かぜなどをきっかけに鼓膜の奥の中耳へ炎症が起こる病気です。耳の痛み、発熱、耳だれ、聞こえにくさを伴い、重症化すると内耳炎へ波及することがあります。

正常な耳と急性中耳炎の鼓膜奥の状態を比較した模式図
正常な中耳と、鼓膜の奥に炎症や液体がたまった急性中耳炎の模式図です。

急性中耳炎・内耳炎とは?

急性中耳炎は、鼻やのどの感染をきっかけに、鼻と耳をつなぐ耳管を通って中耳へ炎症が広がる病気です。お子さんは耳管が短く水平に近いため、中耳炎を起こしやすい傾向があります。

炎症が強くなると鼓膜が赤く腫れ、鼓膜の奥に膿がたまります。まれに炎症が内耳へ波及すると、強いめまい、耳鳴り、感音難聴を伴う内耳炎を起こすことがあります。

急性中耳炎・内耳炎の症状

小さなお子さんでは、耳の痛みを言葉で伝えられず、機嫌が悪い、耳を触る、夜泣きが増えるなどで気づかれることもあります。

症状 特徴
耳の痛み 急に強い痛みが出ることがあります。
発熱 かぜ症状に続いて熱が出ることがあります。
耳だれ 鼓膜に穴が開くと膿が外へ出ることがあります。
聞こえにくさ 中耳に液体や膿がたまり、音が伝わりにくくなります。
めまい・強い耳鳴り 内耳炎を疑う症状で、早めの評価が必要です。

※典型的な傾向です。症状だけで確定せず、診察や検査を合わせて判断します。

急性中耳炎と滲出性中耳炎の違い

どちらも鼓膜の奥に液体がたまりますが、痛みや炎症の強さ、治療方針が異なります。

特徴 急性中耳炎 滲出性中耳炎
耳の痛み 強く出ることがある 目立たないことが多い
発熱 伴うことがある 通常は少ない
聞こえ 一時的に低下することがある 気づかないまま続くことがある
主な対応 鎮痛・必要時抗菌薬など 鼻の治療・聴力の経過観察

※典型的な傾向です。症状だけで確定せず、診察や検査を合わせて判断します。

急性中耳炎・内耳炎の原因

多くはウイルス感染や細菌感染を伴う上気道炎がきっかけです。鼻水、鼻づまり、副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎があると耳管の働きが悪くなり、中耳炎を起こしやすくなります。

急性中耳炎・内耳炎の検査

鼓膜の色、腫れ、動き、耳だれの有無を確認します。難聴やめまいがある場合には、聴力検査や眼振検査を行うことがあります。

検査 内容
耳鏡・顕微鏡検査 鼓膜の発赤、膨隆、穿孔、耳だれを確認します。
ティンパノメトリー 鼓膜の動きや中耳の液体貯留を評価します。
聴力検査 聞こえにくさの程度や内耳への影響を確認します。
眼振検査 めまいがある場合に内耳障害の有無を調べます。

※典型的な傾向です。症状だけで確定せず、診察や検査を合わせて判断します。

急性中耳炎・内耳炎の治療

痛みや発熱への対応、鼻の治療、必要に応じた抗菌薬治療を行います。重症例や痛みが強い場合、鼓膜切開で膿を出すことがあります。内耳炎が疑われる場合は、聴力低下を残さないため早期対応が重要です。

治療 内容
鎮痛・解熱 痛みや発熱を抑え、睡眠や食事がとれるようにします。
抗菌薬 年齢、重症度、鼓膜所見に応じて使用を検討します。
鼻の治療 鼻水や鼻づまりを改善し、耳管の働きを整えます。
鼓膜切開 膿が多い、痛みが強い、改善しにくい場合に行うことがあります。

※典型的な傾向です。症状だけで確定せず、診察や検査を合わせて判断します。

まとめ

急性中耳炎は、かぜの後に起こりやすい耳の感染症です。強い耳痛、耳だれ、聞こえにくさ、めまいがある場合は、早めに耳鼻咽喉科を受診しましょう。

中耳炎で早めの受診が必要な症状

強い耳の痛み、耳だれ、高熱が続く場合は早めに受診してください。急な聞こえの低下に加えて、回転するようなめまい、吐き気、強い耳鳴りがある場合は内耳への炎症波及も考えるため、より迅速な評価が必要です。

乳幼児は耳の痛みを説明できないことがあります。かぜの後に急に不機嫌になる、夜泣きが増える、耳を繰り返し触る、ミルクの飲みが悪いといった変化も受診の手がかりになります。

急性中耳炎のよくある質問

Q. 抗菌薬は必ず必要ですか?
A. 年齢、痛みや発熱の程度、鼓膜所見によって判断します。軽症では鎮痛と経過観察を行うこともあり、すべての中耳炎に一律で抗菌薬を使うわけではありません。

Q. 痛みがなくなれば治っていますか?
A. 痛みが引いても中耳に液体が残り、聞こえにくさが続くことがあります。指示された時期に鼓膜の再確認を受けることが大切です。

Q. 入浴で耳に水が入っても大丈夫ですか?
A. 鼓膜穿孔や耳だれがある場合は水が入らないよう注意が必要です。診察時に鼓膜の状態をご確認ください。

気になる症状がある方はご相談ください

症状や経過を確認し、必要な検査と治療をご案内します。

記事情報・参考資料

最終更新日:

本ページは、以下の公的機関・専門学会の情報を参考に、一般の方向けに分かりやすく構成しています。

症状や治療の適否には個人差があります。本ページは診断の代わりになるものではありません。

記事執筆者Writer

記事執筆者

仲宿つくも耳鼻咽喉科・矯正歯科
院長 渡邉 格

日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会 専門医
日本気管食道科学会 専門医
日本音声言語医学会 音声言語認定医
日本嚥下医学会 嚥下相談医
日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会 補聴器相談医

仲宿つくも耳鼻咽喉科 耳鼻咽喉科 / 小児耳鼻咽喉科 / アレルギー科
〒173-0005 東京都板橋区仲宿63-5メディカルスクエア板橋区役所前3階
電話番号:03-5944-1471

Googleマップで見る
LINE Web
LINE予約 Web予約

急性中耳炎の鼓膜所見

鼓膜の腫れ、膿の貯留、水疱形成などを確認します。鼓膜所見は病期や重症度によって異なります。

正常な鼓膜所見
正常な鼓膜所見比較用の正常鼓膜です。急性中耳炎では、正常時と比べて鼓膜の腫れや色調の変化がみられます。
膿がたまった急性中耳炎の鼓膜所見
膿がたまった急性中耳炎の鼓膜所見鼓膜が腫れ、鼓膜の奥にクリーム状の膿がたまっている所見です。
水疱形成を伴う急性中耳炎の鼓膜所見
水疱形成を伴う急性中耳炎の鼓膜所見鼓膜が赤く腫れ、水ぶくれのような水疱形成がみられます。