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真珠腫性中耳炎

最終更新日: 医学的確認日: 医学的確認者:院長 渡邉 格(日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会 専門医)

真珠腫性中耳炎は、鼓膜の一部が奥へへこみ、そこに耳垢のような角化物がたまる病気です。周囲の骨を壊しながら進行することがあり、早期診断が重要です。

1. 真珠腫性中耳炎とは?

真珠腫性中耳炎は、鼓膜の一部が中耳側へへこみ、袋状になった部分に角化物がたまる病気です。見た目が白く真珠のように見えることから真珠腫と呼ばれます。

良性の病気ですが、感染を繰り返しながら周囲の骨を壊し、耳小骨、内耳、顔面神経などへ影響することがあります。

2. 真珠腫性中耳炎の症状

初期は症状が少ないこともありますが、進行すると耳だれや難聴が目立ちます。

症状 特徴
耳だれ においのある耳だれを繰り返すことがあります。
難聴 耳小骨が障害されると聞こえにくさが進みます。
耳閉感・耳鳴り 中耳の炎症や難聴に伴います。
めまい・顔面神経麻痺 進行例で注意が必要な症状です。

3. 真珠腫性中耳炎の原因

耳管の働きが悪い状態が続くと、鼓膜が内側へ引き込まれて袋状になり、真珠腫が形成されます。小児期の滲出性中耳炎、慢性中耳炎、鼻すすり癖、アデノイドや鼻炎などが関係することがあります。

4. 真珠腫性中耳炎の検査

鼓膜所見に加え、病変の広がりを確認するためCT検査が重要です。必要に応じてMRI検査を行うことがあります。

検査 内容
耳鏡・顕微鏡検査 鼓膜の陥凹、白色病変、耳だれを確認します。
聴力検査 難聴の程度と耳小骨への影響を評価します。
CT検査 真珠腫の広がり、骨破壊、耳小骨の状態を確認します。
MRI検査 再発や合併症の確認に使うことがあります。

5. 真珠腫性中耳炎の治療

真珠腫は自然に消える病気ではなく、基本的には手術で病変を取り除く治療が中心です。炎症が強い時期は耳処置や薬で感染を抑え、手術が必要な場合は適切な医療機関へ紹介します。

治療 内容
耳処置・薬物治療 耳だれや感染を抑え、状態を整えます。
手術治療 真珠腫を取り除き、可能であれば聞こえの改善も目指します。
定期フォロー 術後も再発確認のため経過観察が必要です。

6. まとめ

真珠腫性中耳炎は、放置すると難聴やめまい、顔面神経麻痺などにつながる可能性があります。耳だれを繰り返す、聞こえが悪い、においのある耳だれがある場合は早めにご相談ください。

当院では時間予約での待ち時間の少ない診療を行なっております。耳の痛み、聞こえにくさ、耳鳴り、耳の詰まり感、めまいなどが続く方は、お気軽に一度ご相談ください。

受診の目安

耳鼻咽喉科への受診をご検討ください

  • 耳の痛み・耳だれ・耳の詰まり感が続く
  • 聞こえにくさ、耳鳴り、めまいを繰り返す
  • 症状が日常生活や睡眠に影響している

早めの医療機関受診が必要なサイン

  • 突然、片耳または両耳が聞こえにくくなった
  • 強いめまいに、ろれつの回りにくさ・手足のしびれ・激しい頭痛を伴う
  • 耳の後ろの強い腫れ、高熱、顔の動かしにくさがある

症状が強い場合や急速に悪化している場合は、診療時間を待たず救急医療機関への相談もご検討ください。

真珠腫性中耳炎についてよくある質問

真珠腫性中耳炎とはどのような病気ですか?

真珠腫性中耳炎は、鼓膜の一部が奥へへこみ、そこに耳垢のような角化物がたまる病気です。周囲の骨を壊しながら進行することがあり、早期診断が重要です。

真珠腫性中耳炎では、どのような症状がみられますか?

初期は症状が少ないこともありますが、進行すると耳だれや難聴が目立ちます。

真珠腫性中耳炎の検査や治療はどのように行いますか?

鼓膜所見に加え、病変の広がりを確認するためCT検査が重要です。必要に応じてMRI検査を行うことがあります。 真珠腫は自然に消える病気ではなく、基本的には手術で病変を取り除く治療が中心です。炎症が強い時期は耳処置や薬で感染を抑え、手術が必要な場合は適切な医療機関へ紹介します。

記事執筆者Writer

記事執筆者

仲宿つくも耳鼻咽喉科・矯正歯科
院長 渡邉 格

日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会 専門医
日本気管食道科学会 専門医
日本音声言語医学会 音声言語認定医
日本嚥下医学会 嚥下相談医
日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会 補聴器相談医

仲宿つくも耳鼻咽喉科・矯正歯科

仲宿つくも耳鼻咽喉科 耳鼻咽喉科 / 小児耳鼻咽喉科 / アレルギー科
〒173-0005 東京都板橋区仲宿63-5メディカルスクエア板橋区役所前3階
電話番号:03-5944-1471

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