聞こえとことばの気がかりは、年齢に合う方法で確認します
子どもは聞こえにくさを自分で説明できないことがあります。家庭・園・学校での様子、耳の診察、発達段階に合う聴力評価を組み合わせ、必要な支援や精密検査につなげます。
このような様子が相談のきっかけです
- 呼びかけへの反応が弱い
- テレビや動画の音が大きい
- 聞き返し・聞き間違いが多い
- 発音やことばの発達が気になる
- 片側からの声に気づきにくい
- 園・学校健診で指摘された
新生児聴覚検査が正常でも、その後の中耳炎や進行性の難聴などで聞こえに変化が起こる場合があります。気になる様子が続くときは、過去の結果だけで判断せずご相談ください。
子どもの聞こえに関係する主な原因
相談から次の支援まで
- 1
様子を共有
家庭・園・学校での反応、ことば、健診結果、中耳炎の既往を確認します。
- 2
耳の診察
耳垢、鼓膜、中耳に液体がないかなど、治療できる原因を確認します。
- 3
聞こえの評価
年齢、発達段階、検査への協力に応じて、可能な方法で聞こえを評価します。
- 4
治療・連携
耳の治療、再検査、精密聴力検査、発達や言語の支援など必要な先へつなぎます。
お持ちいただくと参考になるもの
- 園・学校からの結果用紙
- 母子健康手帳
- 過去の聴力検査結果
検査方法について
すべての年齢で同じ検査ができるわけではありません。当院の検査で異常所見を認めた場合や、十分な評価が困難な場合は、小児の精密聴力検査が可能な高次医療機関をご案内します。
年齢別の聴力評価の目安
乳幼児
音への行動反応などから聞こえを評価します。
3歳頃から
一般的には遊びを取り入れた聴力検査が選択肢になります。
5~6歳頃から
理解度や協力状況により、成人と同様の純音聴力検査が可能になります。
上記は一般的な目安です。当院で各検査を必ず実施できることを示すものではありません。年齢、発達段階、理解度、協力状況から、診察時に可能な評価方法を判断します。
学校健診後の再検査と医療連携
- 1
結果用紙を持参
学校から渡された結果用紙をお持ちください。
- 2
鼓膜を確認
耳垢、鼓膜、中耳の状態を診察します。
- 3
聴力を再検査
通常の聴力検査を行い、健診結果を再評価します。
- 4
書類・紹介
提出書類に対応し、必要な場合は精密検査が可能な高次医療機関へご紹介します。
ことば・発達について専門的な評価や支援が必要な場合は、帝京大学医学部附属病院、またはご希望の病院へご紹介いたします。
よくあるご質問
子どもの聞こえにくさは、どのような様子で気づきますか?
呼びかけへの反応が弱い、テレビの音を大きくする、聞き返しが多い、発音やことばが気になる、園や学校で指摘された場合などが相談のきっかけになります。
新生児聴覚検査が正常でも、その後に難聴になることはありますか?
あります。中耳炎に伴う難聴、進行性の難聴などは後から現れることがあります。日常の反応やことばに気になる点があれば、検査結果にかかわらずご相談ください。
何歳から聴力検査を受けられますか?
実施できる検査は、年齢だけでなく発達段階、理解度、検査への協力状況によって異なります。一般的には、乳幼児は音への反応をみる検査、3歳頃からは遊びを取り入れた検査、5~6歳頃からは成人と同様の純音聴力検査が目安ですが、当院で各検査を必ず実施できることを示すものではありません。診察時に可能な評価方法を判断します。
どのような場合に精密聴力検査を紹介されますか?
当院で可能な聴力検査で異常所見を認めた場合や、年齢・発達段階・協力状況などにより当院の検査では十分な評価が困難な場合は、小児の精密聴力検査が可能な高次医療機関へご紹介します。
学校健診で指摘されました。どのような流れですか?
学校からの結果用紙をお持ちください。まず鼓膜の状態を確認し、通常の聴力検査を再検査します。結果によっては、精密検査を行うため高次医療機関へご紹介します。学校へ提出する書類にも随時対応します。
ことばの遅れは耳鼻咽喉科だけで分かりますか?
ことばの発達には聞こえ以外の要因も関係します。まず耳と聞こえを確認し、より詳しいことば・発達の評価や支援が必要な場合は、帝京大学医学部附属病院、またはご希望の病院へご紹介いたします。


