クループ症候群は、のどの奥が腫れて犬が吠えるような咳、声がれ、吸う時の苦しさを起こす病気です。
クループ症候群とは?
主にウイルス感染により喉頭や気管の入口が腫れ、空気の通り道が狭くなる病気です。乳幼児に多く、夜間に急に症状が強くなることがあります。
クループの症状
犬が吠えるような咳、声がれ、息を吸う時のヒューヒュー、ゼーゼーという音、呼吸の苦しさが特徴です。泣いたり興奮したりすると悪化しやすいことがあります。
クループの呼吸状態をみる目安
犬がほえるような咳に加え、安静時の呼吸音や胸のへこみを確認します。
| 状態 | 見られる症状 | 対応 |
|---|---|---|
| 軽い | 泣いた時だけ吸う音 | 落ち着かせて受診相談 |
| 中等度 | 安静時も吸う音・胸がへこむ | 早めに受診 |
| 重い | 顔色不良・ぐったり・声が弱い | 救急要請 |
| 別疾患の注意 | よだれ・飲み込めない | のどを無理に見ず救急受診 |
※典型的な傾向です。症状だけで確定せず、診察や検査を合わせて判断します。
検査
多くは特徴的な咳や呼吸音、のどの状態から診断します。重症度や他の病気との鑑別が必要な場合は、酸素飽和度の確認や画像検査を検討します。
治療
のどの腫れを抑えるためにステロイド薬を使用します。呼吸が苦しい場合は吸入治療や酸素投与が必要になることがあります。軽症では加湿や水分摂取、安静も大切です。
救急受診の目安
息を吸う時に苦しそう、胸や首がへこむ、顔色が悪い、よだれが多く飲み込めない、ぐったりしている場合は夜間でも早急に受診してください。
クループで夜間に注意する症状
泣いていない時にもヒューヒューと息を吸う音がする、胸や首元がへこむ、顔色が悪い、よだれが多く飲み込めない、ぐったりしている場合は緊急性があります。ためらわず救急受診してください。
軽い場合はこどもを落ち着かせ、上体を起こして楽な姿勢にします。泣くと気道が狭くなり症状が強くなるため、のどを無理にのぞいたり、熱い蒸気を吸わせたりしないでください。
クループ症候群のよくある質問
Q. 夜だけ悪化することはありますか?
A. 夜間に犬がほえるような咳や吸気時の音が強くなることがあります。日中に軽くても呼吸状態を観察します。
Q. 兄弟にうつりますか?
A. 原因となるウイルスはうつりますが、感染した全員がクループ症状になるわけではありません。手洗いと換気を行います。
Q. 加湿器を使えば治りますか?
A. 乾燥を避けることはできますが、気道の腫れを治すものではありません。呼吸が苦しい場合は受診してください。
気になる症状がある方はご相談ください
症状や経過を確認し、必要な検査と治療をご案内します。
記事情報・参考資料
最終更新日:
本ページは、以下の公的機関・専門学会の情報を参考に、一般の方向けに分かりやすく構成しています。
症状や治療の適否には個人差があります。本ページは診断の代わりになるものではありません。


