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Cough Variant Asthma

咳喘息

最終更新日:2026年8月11日医学的確認日:2026年8月11日記事執筆・医学的確認:院長 渡邉 格

咳喘息は、ゼーゼー・ヒューヒューという喘鳴が目立たず、咳が主な症状となる喘息の一型です。ただし、長引く咳には後鼻漏、副鼻腔炎、胃食道逆流、感染症、薬剤など複数の原因があり、症状だけで決めつけないことが大切です。

長引く咳とのど・鼻を確認する耳鼻咽喉科診療イメージ
長引く咳とのど・鼻を確認する耳鼻咽喉科診療イメージ

咳喘息を考える症状の特徴

  • 乾いた咳が数週間以上続く
  • 夜間から早朝に咳が出やすい
  • 冷気、会話、運動、季節の変わり目などで咳が出る
  • ゼーゼー・ヒューヒューが目立たない
  • かぜの後に咳だけが長く残る
  • 同じような長引く咳を繰り返す

受診時の注意強い息苦しさ、会話ができない、唇が紫色になる、意識がぼんやりする場合は、通常外来を待たず救急要請を検討してください。

長引く咳は咳喘息だけではありません

鼻・副鼻腔

後鼻漏、アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎により咳や痰が続くことがあります。

のど・胃食道逆流

喉頭の炎症、咽喉頭逆流などが咳やのどの違和感に関係する場合があります。

肺・気管支・薬剤など

喘息、咳喘息、感染症、間質性肺炎、薬剤の副作用などを考える場合があります。

耳鼻咽喉科で確認すること

鼻水、鼻づまり、後鼻漏、においの低下、のどの違和感、声がれなどがある場合は、鼻・副鼻腔・上咽頭・喉頭に咳の原因がないかを確認します。必要に応じて鼻・のどの内視鏡や副鼻腔CTを検討します。

診察で耳鼻咽喉科的な原因を認めた場合は、その原因に応じた治療を行います。咳喘息を疑っても、当院だけで確定診断や長期管理を完結すると誤解されないよう、胸部・呼吸機能の評価が必要な場合は呼吸器内科へつなぎます。

呼吸器内科での評価をおすすめする場合

症状や経過に応じて、呼吸器内科またはご希望の医療機関へ紹介します。咳の原因が複数重なる場合は、耳鼻咽喉科と他科で並行して治療することがあります。

  • 鼻・のどの診察で咳の原因がはっきりしない
  • 夜間・早朝の咳を繰り返す
  • 運動や冷気で咳が誘発される
  • 胸の苦しさや喘鳴を伴う
  • 咳が長引き、胸部画像や呼吸機能検査が必要
  • 喘息治療の継続的な調整が必要

よくあるご質問

ゼーゼーしなくても喘息のことがありますか?

あります。咳喘息では喘鳴が目立たず、咳が主症状となります。ただし、症状だけでは確定できないため、ほかの原因も含めて評価します。

咳喘息は耳鼻咽喉科で診断できますか?

当院では鼻・副鼻腔・のどに咳の原因がないかを評価します。肺や気管支の詳しい評価、呼吸機能検査、喘息治療の継続管理が必要な場合は呼吸器内科へ紹介します。

後鼻漏と咳喘息はどう見分けますか?

症状だけで完全に見分けることは難しく、両方が関係する場合もあります。鼻・のどの所見、咳が出る時間帯やきっかけ、必要な呼吸器検査などを組み合わせて判断します。

咳喘息を放置するとどうなりますか?

一部では典型的な喘息へ移行することがあるため、咳が長引く場合は原因を確認し、適切な診療科で治療を続けることが大切です。

記事情報・参考資料

最終更新日:2026年8月11日

本ページは、以下の専門学会・医学文献の情報を参考に、一般の方向けに分かりやすく構成しています。

症状や治療の適否には個人差があります。本ページは診断の代わりになるものではありません。

気になる症状がある方はご相談ください

症状や経過を確認し、必要な検査と治療、適切な紹介先をご案内します。

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