腫れる場所、食事との関係、痛み・発熱から原因を整理します
耳の前から下、あごの下には唾液をつくる耳下腺・顎下腺があります。同じ場所の腫れでも、感染、唾石、腫瘍、リンパ節など原因が異なるため、口の中と首を合わせて診察します。
受診時にお伝えいただきたいこと
- 耳の下・あごの下が腫れる
- 食事のたびに腫れや痛みが強くなる
- 発熱・口の中へ膿が出る
- 同じ腫れを繰り返す
- 痛くないしこりが続く
- 顔が動かしにくい
直ちに119番へ連絡首やのどまで急速に腫れる、息が苦しい、唾液も飲み込めない、反応が悪い場合は、通常外来を待たず119番へ連絡してください。
耳の下・あごの下の腫れに関連する主な原因
唾液腺炎
ウイルスや細菌などにより耳下腺・顎下腺が腫れ、発熱や痛みを伴うことがあります。
唾石症
唾液の通り道に石が詰まり、特に食事の前後にあごの下などが腫れて痛むことがあります。
唾液腺の腫瘍
痛みのないしこりとして気づくことがあります。良性・悪性を含め、長く続く場合は評価が必要です。
リンパ節など別部位の腫れ
耳の下・あごの下にはリンパ節もあり、感染症や頭頸部の病気で腫れることがあります。
関連ページを見る診察から治療方針まで
- 1
経過の確認
腫れた場所、始まった時期、食事との関係、発熱、周囲の流行を確認します。
- 2
口・首の診察
唾液の出口、腫れの硬さや動き、皮膚、顔の動きなどを確認します。
- 3
頸部超音波検査
まず頸部超音波検査で腫れの場所や性状を確認します。特殊な病態が疑われる場合は血液検査も検討します。
- 4
治療・院外連携
画像検査が必要な場合は画像検査専門の施設へご紹介し、検査後は当院で結果をご説明します。腫瘍が疑われる場合や手術が必要な場合は、高次医療機関へご紹介します。
耳下腺炎が疑われる場合も、一般の診療予約枠からご予約ください。
院内で行う検査と専門医療機関へ紹介する検査・治療
当院で行うこと
- 視診・触診、口の中の確認
- 頸部超音波検査
- 特殊な病態が疑われる場合の血液検査
- 診断に応じた薬物治療
院外へ紹介するもの
- 画像検査専門施設で行う頸部CT・MRI
- 高次医療機関で行う穿刺吸引細胞診
- 高次医療機関で行う唾石の摘出
- 高次医療機関で行う腫瘍などに対する手術
当院のCTでは首の評価が難しいため、画像検査専門の施設へご紹介させていただき、検査後は当院で結果をご説明することが可能です。腫瘍などが疑われる場合や、手術が必要と考えられる場合には、高次医療機関へご紹介させていただきます。
よくあるご質問
食事のたびにあごの下が腫れるのはなぜですか?
唾液の通り道に石が詰まる唾石症などで、唾液が増える食事時に腫れや痛みが強くなることがあります。診察や画像検査で原因を確認します。
耳の下が腫れたら、おたふくかぜですか?
流行性耳下腺炎のほか、細菌性の唾液腺炎、反復性耳下腺炎、唾石、腫瘍などでも腫れます。発熱や接触歴も含めて診察しますので、一般の診療予約枠からご予約ください。
痛くないしこりでも受診が必要ですか?
痛みのない唾液腺腫瘍もあるため、耳の下・あごの下のしこりが続く、大きくなる、硬い、顔の動かしにくさを伴う場合は早めに耳鼻咽喉科へご相談ください。
どのような検査を行いますか?
視診・触診と口の中の確認に加え、まず頸部超音波検査を行います。特殊な病態が疑われる場合には血液検査も検討します。
唾石は院内で摘出できますか?
当院では唾石の摘出は行っていません。診察と頸部超音波検査で状態を確認し、摘出などの処置が必要と判断した場合は、高次医療機関へご紹介させていただきます。
CT・MRIや細胞検査は院内で受けられますか?
当院のCTでは首の評価が難しいため、CT・MRIなどの画像検査が必要な場合は、画像検査専門の施設へご紹介させていただきます。検査後は当院で結果をご説明することが可能です。穿刺吸引細胞診が必要な場合は、実施可能な高次医療機関へご紹介させていただきます。
どのような場合に専門医療機関へ紹介されますか?
腫瘍などが疑われる場合や、唾石の摘出を含む処置・手術が必要と考えられる場合には、高次医療機関へご紹介させていただきます。
どのような腫れは急いで受診が必要ですか?
首やのどまで急速に腫れる、息が苦しい、唾液も飲み込めない、反応が悪い場合は直ちに119番へ連絡してください。高熱、脱水、強い痛みがある場合も早めに医療機関へご相談ください。


