アデノウイルスは発熱、のどの痛み、結膜炎、胃腸炎などさまざまな症状を起こす感染症です。
アデノウイルス感染症とは?
アデノウイルスには多くの型があり、咽頭結膜熱、流行性角結膜炎、胃腸炎などの原因になります。感染力が強く、家庭や園、学校で広がることがあります。
症状
高熱が数日続く、のどの痛み、目の充血、目やに、咳、鼻水、下痢や腹痛などがみられます。症状の組み合わせはウイルスの型によって異なります。
アデノウイルス感染症の主な病型
感染する部位により、のど・目・胃腸など症状の組み合わせが変わります。
| 病型・症状 | 主な特徴 | 注意点 |
|---|---|---|
| 咽頭結膜熱 | 高熱・のどの痛み・結膜炎 | 出席停止基準あり |
| 流行性角結膜炎 | 強い充血・目やに | 眼科評価・接触感染対策 |
| 胃腸炎型 | 嘔吐・下痢 | 脱水 |
| 呼吸器型 | 咳・肺炎 | 呼吸状態 |
※典型的な傾向です。症状だけで確定せず、診察や検査を合わせて判断します。
検査
のどや目のぬぐい液を用いた迅速検査を行うことがあります。症状や流行状況、登園登校の判断が必要かを踏まえて検査を検討します。
治療
特効薬はなく、解熱、水分補給、目の症状への対応などの対症療法が中心です。高熱が続くことがあるため、脱水に注意します。
登園・登校の目安
咽頭結膜熱では主な症状がなくなった後2日を経過するまで出席停止が目安です。流行性角結膜炎では医師の判断が必要です。
アデノウイルス感染症の家庭内感染対策
アデノウイルスは感染力が強く、接触でも広がります。石けんと流水で手を洗い、タオル、洗面器、食器の共用を避け、目やにを拭いたティッシュはすぐに処分します。
高熱が続く、水分が取れない、目の痛みやまぶしさが強い、呼吸が苦しい場合は再受診してください。目の症状が強い場合は眼科での評価が必要になることがあります。
アデノウイルス感染症のよくある質問
Q. 抗菌薬で熱は下がりますか?
A. ウイルス感染なので抗菌薬は効きません。細菌感染を合併した場合を除き、解熱と水分補給で経過をみます。
Q. いつ登園・登校できますか?
A. 咽頭結膜熱と診断された場合は、主な症状が消えて2日を経過するまで出席停止です。診断名と施設の基準を確認します。
Q. アルコール消毒だけで十分ですか?
A. アデノウイルスには効きにくい場合があるため、石けんと流水による手洗いが大切です。
気になる症状がある方はご相談ください
症状や経過を確認し、必要な検査と治療をご案内します。
記事情報・参考資料
最終更新日:
本ページは、以下の公的機関・専門学会の情報を参考に、一般の方向けに分かりやすく構成しています。
症状や治療の適否には個人差があります。本ページは診断の代わりになるものではありません。


