溶連菌咽頭炎は、A群溶血性連鎖球菌によるのどの感染症です。高熱、強いのどの痛み、発疹、苺舌などを起こします。
溶連菌咽頭炎とは?
溶連菌咽頭炎は、主に幼児から学童期に多い細菌感染症です。かぜと似た症状で始まることがありますが、抗菌薬による治療が必要になる点が一般的なウイルス性のかぜと異なります。
溶連菌咽頭炎の症状
発熱、強いのどの痛み、飲み込みにくさ、首のリンパ節の腫れ、舌が赤くぶつぶつする苺舌、体の発疹などがみられます。咳や鼻水が目立たないのにのどの痛みが強い場合は溶連菌を疑います。
溶連菌咽頭炎とかぜの違い
症状だけでは確定できませんが、咳や鼻水の有無、のどの所見が検査判断の参考になります。
| 特徴 | 溶連菌咽頭炎 | ウイルス性のかぜ |
|---|---|---|
| のどの痛み | 強いことが多い | 程度はさまざま |
| 咳・鼻水 | 目立たないことが多い | 伴いやすい |
| 発疹・苺舌 | みられることがある | 通常は少ない |
| 治療 | 診断時は抗菌薬 | 対症療法が中心 |
※典型的な傾向です。症状だけで確定せず、診察や検査を合わせて判断します。
溶連菌咽頭炎の検査
のどを綿棒でぬぐう迅速抗原検査で診断します。数分で結果が分かるため、症状やのどの所見と合わせて治療方針を決めます。
溶連菌咽頭炎の治療
抗菌薬を決められた期間しっかり内服します。症状がよくなっても途中で薬をやめると再発や合併症のリスクが残るため、指示通りの内服が大切です。発熱やのどの痛みには解熱鎮痛薬を使います。
登園・登校の目安
一般的には抗菌薬開始後24時間以上経過し、発熱や全身状態が改善していれば登園・登校を検討できます。園や学校の基準がある場合はそちらも確認してください。
家庭でのケアと再受診の目安
のどが痛いときは、冷たい飲み物やゼリーなど飲み込みやすいものを少量ずつ与えます。抗菌薬は症状が改善しても処方された日数を守り、家族間で薬を分けないでください。
水分が取れない、尿が減る、呼吸が苦しい、首が大きく腫れる、抗菌薬を開始しても発熱が続く場合は再受診が必要です。治療後にむくみや赤い尿が出た場合もご相談ください。
溶連菌咽頭炎のよくある質問
Q. 家族も全員検査が必要ですか?
A. 症状のない家族へ一律に検査することは通常ありません。発熱やのどの痛みが出た場合に受診してください。
Q. 何度もかかりますか?
A. 型が複数あるため再感染することがあります。手洗いを行い、タオルや食器の共用は発熱中を中心に避けましょう。
Q. 歯ブラシは交換した方がよいですか?
A. 再感染予防の効果は明確ではありません。まず手洗いと薬を指示通り飲み切ることが大切です。
気になる症状がある方はご相談ください
症状や経過を確認し、必要な検査と治療をご案内します。
記事情報・参考資料
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本ページは、以下の公的機関・専門学会の情報を参考に、一般の方向けに分かりやすく構成しています。
症状や治療の適否には個人差があります。本ページは診断の代わりになるものではありません。


