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耳鼻咽喉科コラム

長引く咳・痰は耳鼻咽喉科?

後鼻漏・副鼻腔炎との関係と、受診先を選ぶ目安

最終更新日:2026年8月3日医学的確認日:2026年8月3日記事執筆・医学的確認:院長 渡邉 格

咳や痰は気管支や肺の病気だけでなく、鼻水がのどへ流れる後鼻漏、副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎、のどの炎症などでも起こります。一方、息苦しさや胸痛、血痰、運動時の息切れを伴う場合は、呼吸器内科などで胸部の評価が必要です。症状が出る場面と一緒に起きている症状から、適切な受診先を考えます。

このようなご症状がある場合はご相談ください

  • 鼻水がのどに流れる感じがある
  • 横になると咳や痰が増える
  • 鼻づまり、黄色い鼻水、顔の重さがある
  • 何度ものど払いをしてしまう
  • かぜの後から咳だけが長引いている
  • 声がかすれる、のどに違和感がある
  • ゼーゼー・ヒューヒュー、息苦しさがある
  • 胸やけや酸っぱいものが上がる感じがある

症状から考える受診先の目安

当てはまる項目だけで病気を断定することはできません。最も強い症状と、診察・検査が必要な部位から受診先を選ぶ目安です。

症状の特徴考えられる主な領域受診先の目安
鼻水、鼻づまり、後鼻漏、においの低下を伴うアレルギー性鼻炎、副鼻腔炎、上咽頭の炎症など耳鼻咽喉科
のどの違和感、声がれ、のど払いを伴う咽頭・喉頭の炎症、声帯の病気など耳鼻咽喉科
ゼーゼーする、息苦しい、胸痛、運動時の息切れを伴う喘息、気管支炎、肺炎など胸部の病気呼吸器内科・内科
胸やけ、酸っぱいものが上がる、食後や横になると悪化胃食道逆流など内科・消化器内科

耳鼻咽喉科領域で考える主な原因

後鼻漏

鼻水がのどへ流れ、のどや気管を刺激して咳や痰、のど払いの原因になることがあります。

副鼻腔炎

粘りのある鼻水、鼻づまり、頬や額の重さ、嗅覚低下とともに、後鼻漏による咳が続く場合があります。

アレルギー性鼻炎

透明な鼻水、くしゃみ、鼻づまりがあり、鼻水がのどへ流れて咳につながる場合があります。

上咽頭・咽頭・喉頭の炎症

鼻の奥やのどの炎症により、違和感、のど払い、声がれ、咳が続くことがあります。

早めに医療機関へ相談したい症状

呼吸器内科・内科へ

息苦しさ、ゼーゼー・ヒューヒュー、胸の痛み、運動時の息切れ、血痰を伴う場合。

早めに医療機関へ

高熱や強いだるさを伴う、症状が長引いて悪化している、水分や食事が取りにくい場合。

発熱外来を事前予約

当院では3日以内に37.5℃以上の発熱があった方は発熱外来でご案内します。事前に発熱外来の予約をお取りいただくか、お電話でご連絡ください。

耳鼻咽喉科で確認できること

症状と経過

咳が続く期間、痰の有無、鼻・のどの症状、発熱、息苦しさ、胸やけ、服薬歴などを確認します。

鼻からのどの診察

鼻水の量と性状、鼻粘膜、副鼻腔炎を疑う所見、のど・喉頭の炎症などを確認します。

必要に応じた検査

症状が2週間以上続く場合などは、まず内視鏡検査で症状のある場所を直接確認します。所見に応じてCT検査も当日に行うことが可能です。

他科との役割分担

耳鼻咽喉科的な原因を認めない場合や胸部・消化管の評価が必要な場合は、呼吸器内科や消化器内科などをご案内します。

よくあるご質問

咳だけでも耳鼻咽喉科を受診できますか?

鼻水がのどへ流れる、鼻づまり、のどの違和感、声がれなどを伴う場合は耳鼻咽喉科でご相談いただけます。息苦しさ、胸痛、ゼーゼーする症状が中心の場合は呼吸器内科・内科をご検討ください。

後鼻漏による咳にはどのような特徴がありますか?

鼻水がのどへ流れる感じ、のど払い、鼻づまりなどを伴い、横になったときに咳や痰が増えることがあります。ただし症状だけで原因を断定できないため、鼻の奥とのどを確認します。

痰が黄色や緑色なら抗菌薬が必要ですか?

痰の色だけで細菌感染や抗菌薬の必要性は決まりません。発熱、息苦しさ、胸痛、症状の期間、診察所見などを合わせて判断する必要があります。

長引く咳は何週間から受診した方がよいですか?

期間だけでなく、悪化しているか、睡眠や日常生活への影響、息苦しさや胸痛などの有無で判断します。咳や痰が3週間以上続く場合は、原因を確認するため医療機関へご相談ください。

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記事情報・参考資料

本ページは、以下の公的機関・専門学会の情報を参考に、一般の方向けに分かりやすく構成しています。

症状や治療の適否には個人差があります。本ページは診断の代わりになるものではありません。

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