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耳鼻咽喉科コラム

鼻水の色(透明・黄色・緑)で原因は分かる?

鼻水の色だけで決めず、続く期間や左右差、ほかの症状も確認します

最終更新日:2026年8月3日医学的確認日:2026年8月3日記事執筆・医学的確認:院長 渡邉 格

鼻水の色は、鼻の粘膜で起きている変化を知る手がかりの一つです。ただし、透明なら必ずアレルギー、黄色や緑なら必ず細菌感染というわけではありません。色に加えて、何日続いているか、片側か両側か、鼻づまり・顔の痛み・発熱・においの低下などを合わせて判断することが大切です。

このようなご症状がある場合はご相談ください

  • 透明な鼻水が何日も続いている
  • 黄色や緑色の粘る鼻水が続く
  • 片側だけ鼻水や悪臭がある
  • 鼻水と一緒に鼻づまりや後鼻漏がある
  • 頬・目の周囲・額が痛い、重い
  • 鼻水に血が混じることを繰り返す
  • においが分かりにくくなった
  • よくなりかけた後に再び悪化した

鼻水の色から考えられること

色は目安の一つです。同じ色でも原因が異なるため、ほかの症状と経過を一緒に確認します。

鼻水の色・性状よくみられる状況一緒に確認したい症状
透明・さらさらアレルギー性鼻炎、かぜの初期、血管運動性鼻炎などくしゃみ、目や鼻のかゆみ、発熱、季節性、温度差との関係
白っぽい・濁っている鼻水の水分が減ったときや、鼻粘膜の炎症が続くとき鼻づまり、のどへ流れる感じ、症状が続く期間
黄色・緑色で粘るかぜの経過中、急性・慢性副鼻腔炎など10日以上改善しない、いったん改善後に悪化、顔の痛み、発熱、嗅覚低下
赤・茶色が混じる鼻粘膜の乾燥や傷、鼻出血後の血液が混じる場合など出血を繰り返す、片側だけ続く、鼻づまりや痛みを伴う

色以外に確認する4つのポイント

続いている期間

数日で軽くなるのか、10日以上改善しないのか、長期間繰り返しているのかを確認します。

左右差

片側だけの鼻水、悪臭、出血、鼻づまりが続く場合は、異物や鼻腔内の病変を含めて確認が必要です。

伴う症状

くしゃみ・目のかゆみ、顔の痛み、発熱、後鼻漏、咳、においの低下などが原因を考える手がかりになります。

変化のしかた

少しずつ改善しているか、いったん軽くなった後に再び悪化したかも重要です。

耳鼻咽喉科へ相談する目安

通常の診療枠で相談

鼻水や鼻づまりが長引く、繰り返す、においが分かりにくい、後鼻漏や咳を伴う場合。

早めに相談

片側だけ悪臭のある鼻水が続く、鼻血を繰り返す、強い顔面痛や目の周囲の腫れがある場合。

発熱外来を事前予約

当院では3日以内に37.5℃以上の発熱があった方は発熱外来でご案内します。事前に発熱外来の予約をお取りいただくか、お電話でご連絡ください。

当院で確認すること

症状と経過

鼻水の色・粘り、発症時期、左右差、発熱、痛み、アレルギー症状、においの変化などを確認します。

鼻の中の診察

鼻粘膜の腫れ、鼻水の量と流れてくる場所、鼻茸、出血部位などを確認します。

必要に応じた検査

経過や所見に応じて、鼻・のどの内視鏡検査、アレルギー検査、CT検査などを検討します。

原因に応じた治療

色だけで薬を決めず、アレルギー、感染、鼻副鼻腔の炎症など、考えられる原因に合わせて治療をご提案します。

よくあるご質問

黄色や緑色の鼻水は細菌感染ですか?

黄色や緑色でも、かぜの経過中など細菌感染以外でみられることがあります。色だけでは判断せず、症状の期間、悪化のしかた、発熱、痛み、鼻の所見などを合わせて確認します。

黄色い鼻水なら抗菌薬を飲んだ方がよいですか?

鼻水の色だけで抗菌薬の必要性は決まりません。副鼻腔炎でも抗菌薬を使わずに改善する場合があるため、診察所見や症状の強さ、経過から判断します。

透明な鼻水は花粉症ですか?

アレルギー性鼻炎でよくみられますが、かぜの初期や温度差などによる血管運動性鼻炎でも起こります。くしゃみ、目のかゆみ、発熱、季節性などを確認します。

片側だけ色のついた鼻水が出ます。受診した方がよいですか?

片側だけの鼻水、悪臭、出血、鼻づまりが続く場合は、鼻の異物や鼻腔内の病変なども含めて確認します。耳鼻咽喉科へご相談ください。

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記事情報・参考資料

本ページは、以下の公的機関・専門学会の情報を参考に、一般の方向けに分かりやすく構成しています。

症状や治療の適否には個人差があります。本ページは診断の代わりになるものではありません。

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