後鼻漏は「症状名」です。鼻の奥を確認して原因を探します
鼻水がのどへ流れること自体は生理的にも起こりますが、量が増える、粘りが強くなる、のどに付着すると、不快感、痰、咳、口臭などにつながります。鼻炎、副鼻腔炎、上咽頭の炎症などを診察で確認します。
このような症状は後鼻漏かもしれません
- 鼻水がのどへ流れる
- のどに粘液が貼り付く
- 痰を出したくなる
- 横になると咳が出る
- 鼻づまり・においの低下
- のどの違和感・口臭
後鼻漏に関連する主な原因
アレルギー性鼻炎
水のような鼻水、くしゃみ、鼻づまりを伴うことがあります。
関連ページを見る急性・慢性副鼻腔炎
粘りのある鼻水、鼻づまり、顔の痛み、においの低下などを伴うことがあります。
関連ページを見る上咽頭の炎症
鼻とのどの境目の炎症が、付着感や違和感に関係する場合があります。Bスポット療法の適応は診察で判断します。
慢性上咽頭炎・Bスポット療法鼻以外の原因
咳や痰には喘息、気管支炎、逆流などが関係することもあり、他科評価を検討します。
診察と検査の流れ
- 1
症状の確認
期間、鼻水の性状、季節性、咳、におい、これまでの治療を確認します。
- 2
鼻・のどの診察
鼻水、粘膜の腫れ、鼻茸、のどへの流れを観察します。
- 3
必要な検査
2週間以上続く場合は、まず内視鏡で症状のある場所を直接観察します。必要な内視鏡・CT検査は当日実施できます。
- 4
原因別治療
所見に応じて治療を提案し、耳鼻咽喉科的な原因がない場合は呼吸器内科・消化器内科などへつなぎます。
治療は後鼻漏の原因に合わせます
耳鼻咽喉科で検討すること
- 鼻炎・副鼻腔炎への薬物治療
- 鼻処置・ネブライザー
- 必要な方への鼻洗浄器サンプルのお渡し
- 上咽頭炎の所見がある場合のBスポット療法
鼻洗浄が苦手でなければ、原因に対する主な治療と並行して行います。
別の評価が必要な場合
- 内視鏡検査などで耳鼻咽喉科的な原因がない
- 喘息・気管支炎などが疑われる
- 胃食道逆流などが疑われる
- 専門的な検査・治療が必要
症状に応じて呼吸器内科や消化器内科などをご紹介します。
よくあるご質問
後鼻漏とは何ですか?
鼻水が鼻の奥からのどへ流れる症状です。誰にでも起こる生理的な流れですが、量が増える、粘りが強い、のどへ付着する場合に不快感、痰、咳として自覚されます。
後鼻漏の主な原因は何ですか?
アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎、鼻や上咽頭の炎症などが代表的です。のどの違和感や咳には鼻以外の原因もあるため、診察で切り分けます。
内視鏡やCTは当日に受けられますか?
はい、診察の結果、必要と判断した内視鏡検査やCT検査は当日に行うことができます。症状が2週間以上続く場合は、まず内視鏡で症状のある場所を直接観察し、所見に応じて治療をご提案します。
後鼻漏で咳が出ることはありますか?
鼻水がのどや気道を刺激して咳につながることがあります。内視鏡検査などの診察で耳鼻咽喉科的な原因を認めない場合は、呼吸器内科や消化器内科などをご紹介します。
鼻うがいをしてもよいですか?
必要な方には鼻洗浄器のサンプルをお渡ししています。鼻洗浄が苦手でなければ、原因に対する主な治療と並行して行います。使用方法は診察時にご確認ください。
Bスポット療法は受けられますか?
上咽頭炎に関連する症状があり、内視鏡検査で上咽頭に炎症所見を認めた方にご案内しています。すべての後鼻漏に一律に行う治療ではありません。


